妹系男子。
林さんの手首は細かった
滑り抜けて行ってしまいそうな程
壊さない様にと思えば思う程
その意に反して手に力が入った
アキ「……鈴木君」
リン「ごめん、痛かった??」
アキ「ううん、離さないで」
今度は濡れた瞳がこちらを見上げた
リン「……うん」
静かに見つめ合う
アキ「…どうして…」
林さんがその静寂を破った
アキ「…いつも私の中に入り込むの…??」
その声は震えていて、幼くて
アキ「…鈴木君との距離が狭いと、私の悪い性格が浮き彫りになる…」
今にも崩れてしまいそう
リン「…林さん、性格悪くなんか…」
アキ「悪いもん!!!」
その震えた声が必死に訴え掛ける
アキ「…私……昨日、最低なこと考えた…」
林さんの身体も震えていた