妹系男子。
こぼれる笑みに反して
雨で紛らわしながら
俺の頬にも涙が伝った
――これが最後の“過去の俺”の反抗
そう、最後
リン「林さん、俺ね…」
まだ抱き締めていた林さんと距離をとる
林さんはゆっくりと身体をこちらに向けた
………
………
………
リン「俺は林さんのことが…」
アキ「言わないで」
リン「えっ??」
林さんは俺の手に口を当てた
え、ここまで来て??
………
………
アキ「嘘、言って下さい」
リン「もう、何それー」
アキ「仕返しだよ」
リン「やっぱ、性格悪いんじゃない??」
アキ「酷ーい、もう忘れてって!」
正直、焦った
さっきの林さんって
こんな気持ちだったんだね
ちょっと申し訳ない
まぁ、おあいこで
リン「忘れてあげない」
アキ「良いじゃんかー、意地悪」