妹系男子。



ナカ「私ならやれること全部します」

リン「…中さん」



中さんは力んだのか、握っていた紙をぐちゃぐちゃにしてしまっていた


ナカ「まぁアイディアは無いですけど」

必死にシワをのばしている


リン「……僕と姉は似ていると思いますか??」

ナカ「…え」

リン「女装したら身代わりになるかもしれない!!」


勢いだけで言うと、中さんは少しだけ考えて

ナカ「いけるかもしれないですね」

と言った



ナカ「鈴木君綺麗ですし、やっぱり何処かお姉さんと似てます」

リン「協力してくれるんですよね??」




その日はいつもより頑張って、4時前に帰路には着けた



リン「中さんて凄いっすね」
ナカ「はい、性格悪いですから」


耳打ちで作戦を聞いた後、思わずそう漏らしてしまった



ナカ「上手く行く気がしています」

リン「俺も自信が有るみたい」


中さんと顔を見合せ、俺の自宅へと向かった



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