妹系男子。



俺が決心してから間髪もいれずに
勢い良く部屋の扉が開いた


勿論、進さんが来たのだ



なんて空気が読めない人なんだ
なんてタイミングが悪い人なんだ



スム「サンドイッチです」

リン「……有り難うございます」


取り敢えず口に頬張る

イメージに反して
なかなか美味であります



リン「進さん、料理上手いんですね」


進さんが退室した空間でつぶやいた


アキ「兄は料理とか好きみたいで」

リン「あー、そんな感じ」


凝り性、ってイメージがある



アキ「…私は下手なんですけどね」


林さんは目線を床に移した



リン「……林さんどうかした??」



ずっと言いたかった言葉

やっとつかんだタイミング



アキ「……どうして??」

リン「だって、敬語遣ってるし」


ちょっと不自然だよね
まずそこが気にかかった



アキ「それは鈴木君もだよ」

リン「え??…そうかな」



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