妹系男子。
サン
***
昼になり暖かな太陽
空気は冷たい
見た感じは暖かいけど現実は……
皮肉っぽくて疎ましい
リン「俺のことを信じて下さい」
大袈裟な言葉は不安の裏返し
自分だってわかっていること
アキ「…違うよ、鈴木君を疑ったりなんてしない。信じてる」
林さんは俺にその輝いた瞳を見せた
アキ「今の私には鈴木君の彼女でいれる自信がないだけなの」
………
………
しばらく続いた重い雰囲気は
俺達の感性を鈍くする
リアクションの取り方がわからない
アキ「だから…」
俺には次の展開が読めていた
その声のトーンや言い回し
全部初めてだったから
リン「……何??」
………
………
………
アキ「…別れよう」
………
強ばっていた筋肉が緩むのがわかった
今までこらえていたものが
溢れ出しそうに押し寄せる