妹系男子。
レナ「なんでも、女の子の霊らしいよ」
リン「…楽しそうだな」
レナ「しかも二人もいるの」
リン「現実味ないなー」
高木の声は弾んでいた
当事者的にはとても笑えない
レナ「鈴木君は幽霊にもモテるんだ、って真剣に話してたんだよ」
……モテたくない
レナ「笑っちゃうよね」
リン「笑っちゃえねぇし」
俺が笑い者だよ
全然おかしくない
レナ「…鈴木君、ホラー駄目系??」
リン「……駄目くないよ??」
レナ「嘘だね、日本語おかしいもん」
緊張に弱いタイプ
プレッシャーには必ず負ける
レナ「詳細な特徴も聞いとく??」
その幽霊の特徴らしい
細かいディテールまで決まってんの??
リン「何、はっきり見える幽霊なの??」
レナ「ちゃっかり、信じてるじゃん」
そこははっきりさせたい
信じるか信じないかはそれ次第
レナ「みたいだね、その子達の話だと」