妹系男子。



「ただいまぁ、麟ちゃん帰ってるのぉ??」


玄関から声がした


リン「鈴?!」


泊まりの仕事の筈だが、鈴が帰って来た



ナカ「私帰りますね」

リン「あ……はい」


間違って鈴に聞かれたりしたら困る



中さんは「お邪魔しました」とだけ残して、リビングを出た



スズ「麟太郎、あの娘…」

鈴が入れ替わりで入って来る



スズ「…何でワンピース」

リン「……ぁ」

スズ「麟太郎にそんな趣味が…!!」

リン「違うよ!!」



鈴にストーカーの件を全部教えた



スズ「じゃぁ、もうストーカーは」
リン「いないよ、ファンの一人になるって」


それを聞くなり、鈴の瞳は涙で溢れた


スズ「やったぁ!!有り難う、麟太郎大好き!!!」

リン「うぉっ」


鈴が勢い良く抱き付くから、バランスを崩してソファーに鈴ごと倒れ込んだ



スズ「麟太郎はヒーローだよっ」


鈴は笑顔を見せる



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