妹系男子。



………



こういう暑苦しい場面になると

何故か俺は冷める



自分の闇が浮き彫りになる様な気分

でも雰囲気との反比例は変わらない



………



………



「二人きりで屋上にいたんでしょう??」

ミヤ「それが何だって言うんです??」


「若い男女が二人きりで授業をサボるだなんて、いかがわしいわ」



………



いかがわしい??


俺と林さんが??



意味解んない



ミヤ「二人はそんな生徒じゃありません」

「どうだか」



女性の態度は先生を逆撫でする

宮本先生の表情は以前の明るい笑顔は微塵もたたえていなかった



「そういえば、この女子生徒はミスコンの優勝者なんですって??」

ミヤ「はい、自慢の生徒ですが」


「何が自慢ですか!チャラチャラして!!何のための学校です?!!」



―――



―――



この時だった



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