妹系男子。
ヨシ「教室からバッチリ見てたから」
リン「え??」
ミヤ「本当に見せつけてくれたわね」
さっきまでの俺の行動が思い出される
………
ヨシ「キスしたろ??」
この言葉で俺の思考は停止した
ヨシ「教室で、地味に盛り上がったぜー」
俺は顔がだんだん赤らんで
熱くなっていくのをただ感じる
ヨシ「結構大胆だよな、麟太郎」
文末を強調する倒置法
それに恥ずかしくなって顔を覆った
ヨシ「あれ、わかってただろ??」
確かに教室から
見えているのは知っていたけど
リン「からかうなよーっ」
あのシーンと彼女の表情が
頭の中でヘビーローテション――
何であの時の俺は大丈夫だったのか
勢いとは恐ろしいものである
ヨシ「本当、ファンが泣くぜ??」
リン「もう無理許して」
俺はヨシの背中を叩いた
だってそうやって誤魔化さないと
リアルに顔から火が出そう