妹系男子。



ヨシ「ひょっとして、思い出してる??」

リン「うっさい!」


ヨシ「当たったよーっ」

リン「だぁもう、黙っとけ!」



俺はヨシの口を押さえる

ヨシの身長のは高いけどそこは必死に



イチ「ヨシ、帰ろ」

ヨシ「おう!」



イチと林さんは話が終わったらしい



イチ「じゃーな、麟太郎」
ヨシ「いっぱい怒られて来いな」

リン「うっさい……バイバイ」



俺は手を振った

これからのことにはそぐわない笑顔で



イチとヨシも手を振って
二人で帰って行った


……本当に全部元通り



イチとヨシ

俺はそれを実感して
自然と溢れる笑顔に表情を任せた



アキ「麟太郎君」

リン「イチと話せて良かったね」

アキ「うん!」



林さんの笑顔

やっぱり可愛い



二人の会話の内容が気にならない、
と言ったら嘘になる



―――


でも心配する必要はない

それだけは確実に解っていた



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