SHINING
皇紀は如何にも早く切り上げたいという態度を全面に出すが。

「最初は固い表情に正直焦ったがいやいやどうしてなかなか度胸が良いじゃないですか!」

終わらない話に仕方なく
相槌を打っていた。

「あの強い目も良かった」

それも面倒になってきたのか

「次の予定がありますんで…」

無理に終わらせる。

「おっと引き留めて申し訳ない。これは謝礼というわけではないのですが宜しければどうぞ」

そう言って胸元の内ポケットから封筒を取り出し恵理奈に手渡す。

受け取った恵理奈の手元を
二人で覗き込んだ。

「行って損はないと思いますよ!是非楽しんできてください」

含みを持たせ去って行く背中を
恵理奈は見送っていた。

< 107 / 140 >

この作品をシェア

pagetop