SHINING
直海が三人を見渡す。

「シラを切通してはいるが…、
コイツには黒い噂がいくつもある…その中の一つが今回見つかった秘宝『セレネ』月の女神を手にしてるというものだ」

「単なる噂だけで動く訳じゃねぇだろうな?」

鋭い眼差しに

「嗚呼…間違い無い。
その写真をよく見るんだ」

冷静に答える。

「あっ…これ…
もしかして『セレネ』?」

「もしかしなくても…
『セレネ』だよ…」

食い入る様に見つめて
感嘆の声を漏らす。

「成程…挑発ね…。
受けて立とうじゃねぇか!」

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