まいひーろー

けれど、笑い声に全く邪気がなくて、戸惑うよりも先に疑問符を浮かべた。


「あ、ごめんごめん。
多分、転校生とか関係ないよ。
太陽ってこの学校は言って急にクラス全員の名前覚える!とか言って全員に名前聞きまわってたけど、蕾ちゃんみたいにずっといるってことはなかったし。」

「そうそう!
ほとんどの女子はあの顔だし、ちょっとは舞い上がっちゃうんだけど、
アイツほんとにそっち方面疎かったみたいで逆になんかこっちも友達としか見れなくなったよね。」

「そうそう!最初はやけにイケメンが気さくに話しかけてきたなーって思ったもん!」


やっぱり、太陽くんはモテるようだ。
……と思っていたけれどどうやら状況が特殊らしい。


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