まいひーろー



「どうして、いきなりそんなこと言ったの?」


ようやく、言えた。


「別に急じゃない。
前から思ってた。」



え、



「……太陽、ばっかりズルいだろ。」


ズルい………?



「おーい!二人とも!何話してんだよ!
もう着くぞー!!」



「お前らが早いんだろ。

…蕾、行くぞ。」



「う、うんっ」



ずっと前を歩く太陽くんの声に、私と如月君は再び足を進める。




なにがずるいの、

とは結局聞けず仕舞いだった。
< 183 / 184 >

この作品をシェア

pagetop