―黒蝶―
浅田緑が笑う。

「第2?」

「俺が蓮をひきつけてる間に、総長への気を少し緩ませる。その間に、全員で総長を襲撃…いいだろ?」



アタシは殺意が芽生え、さっきと同じように首に手をかけた。

今度はさっきと違って、すぐに力を込める。



「あんたを殺してやる!!」


「七瀬っ!」


蓮が叫ぶ。

そして、アタシに近づいてきて。


「やめろ、そんなことしても秋葉さんは戻らない」



アタシはその言葉で力が抜けた。

もう、どうすることも出来ないんだ…



「ハハッ!いい気味ぃ~♪」

浅田緑は楽しそうに砂浜を去っていった...

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