―黒蝶―
「―は?」

「アタシ、怖いの。一人になると、孤独で…誰かの温もりを求めてしまう」

「七瀬…」

「だから…抱いて?秋葉…」

「…いいのか?」

「うん。怖くない…秋葉なら」




すると秋葉はアタシをお姫様抱っこして、自分の部屋へと入った。

久々に入る秋葉の部屋。



少しキツイ香水の臭いがする。

秋葉の香水はやっぱりキツイなぁ…



「…止められねぇかも」

「…うん。いいよ?」



すると、秋葉はアタシをベッドに押し倒し、キスをした。

暗い部屋なので、蓮に付けられたキスマークはばれていない。


お互いを求め、お互いを感じあった。

「…あっ」

そのままアタシたちは一つになった...


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