届かない想い…
『ずいぶんと仲が良いのね』

そこに現れたのは、大介の彼女の結実子だった。

『あなたの話を最初っから聞いていましたわ』

えっ…

『あなたが大介さんへの気持ちは、すごくわかりました。だけど、その恋は終わってますわ。だって大介さんはあなたより私を選んだんですから!!』

『そんなこと…まだわかんないじゃない!!愛美だってきっと………』

百合が言いかけた時…

もう…いいのよ!

愛美は大きな声で言った。

『愛美!?』

百合が心配している。

百合ちゃん…もういいのよ…。結実子さん…大介くんとお幸せに!!

『ちょっと愛美!!』

愛美と百合はトイレから出ていった。
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