幸せの条件
 「さくらさんもどう?」

夏子が1枚の紙を私に見せる。

「会費制の合コンなんだけどおもしろいの。参加しないとどんな人たちが集まってるか分からないんだ。」

「私、合コンは・・・。」

「もしかして嫌い?」

「ううん。」

「じゃ、参加しようよ~。」

私は、ロッカーに鍵を掛けた。

「バツ1を気にしてんの?別にいいじゃん。さくらさん、美人なんだから~。」

夏子が私の手を両手で掴んで左右にブラブラ揺らす。

「そうね・・・。行こうかしら。」

私は、クスクス笑う。

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