幸せの条件
 なんとなく周りを見渡していた私の視界に1人の男が入ってきた。

どこかで見覚えのある顔だった。

私は、目を閉じ、頭のなかで名刺入れをめくる。

一致した。

1ヶ月前くらいに合コンをした相手だった。

私の瞳が輝く。

電車がホームに入ってきた。

私は、急いで男の後を追う。
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