君の笑顔
あま~いレッスン
「ここでいいかな。相談って何?」

「あの、あたし今、歌詞つくってるんですけど、なかなかいいのがかけないんです。どうしたら輝瑠くんみたいにいい詞かけるかなぁとおもって。」

「そっか。つくったやつある?あったら見せてくれないかな?」

「はい、これです。」
あたしはそう言って輝瑠くんにつくった歌詞を渡した。

「う~ん。恋愛系なんだね。でも、現実っぽくないね。もしかして恋したことないの?」

うん。とあたしは頷く。

「じゃあ、俺のこと思って詞かいてみてよ。」

あたしは紙を取り出し短いけど、輝瑠くんを想ってかいてみた。


〈ずっとみていた。君を想うたびに胸が苦しくなる。
わからなかった これが恋なんて
逢いたいって言っても届かないこの声は
もう消えてしまいそうだよ〉

「もしかして、これ本当だったりする?」

うつむいてしまう。自分でもわからない。
でも、こんなに素直にかけたの初めて!

「そうかもしんない。」

今、気づいた。あたし、輝瑠くんが好き。

「あたし、輝瑠くんのこと好きみたい。」

「まぢで!!俺も前からずっと見てた。だから、付き合ってくんない?」

でも・・・。と続ける。

「俺を題材に詞つくってもいい。だから、俺と付き合ってください!!」

「あたしも・・・お願いします!!」
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