ロメオとジュリエッティ

白い部屋 赤い薔薇

ロメオ「ここなら誰も来ないだろう。」

ジュリエッティ「ここは…」

ロメオ「…君と僕が一夜を明かす場所。ご覧、純白の壁に白いソファ、ベッド…それにテーブルには赤い薔薇。」

ジュリエッティ「なんですって?ご冗談を!いくらロメオ様と言えど失礼にも程がありますわ。」

ロメオ「冗談なんかじゃない。本気だ。」

ジュリエッティ「私はあなたを先ほど知ったのよ?」

ロメオ「十分だ。」

ジュリエッティ「なんて人!ナニーに言いつけてやるわ。」

ロメオ「君を僕のものにしたい。」

ジュリエッティ「私はあなたのモノなんかじゃありません。」

ロメオ「そのセリフ…なんと激しいのだろう。
ますます好きになった。」

ジュリエッティ「いい加減にしてください。私をお離しになって。」

ロメオ「君の話が聞きたい。」

ジュリエッティ「お話したら離して下さるの?」

ロメオ「あぁ、そうしよう。」

ジュリエッティ「…いいわ、お話してあげる。そしたら離してね、約束よ。」
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