【完】白い花束~あなたに魅せられて〜


『…言われたんだ。その表情でわかるって』


「…何を?」


『…翔に、恋してるって』


その言葉を聞いた瞬間ピクリ、翔の手は止まった。


鞄からガサゴソと用意していた物を取り出す。


『…私の好きな人は、翔、だよ…』


その言葉と共に渡したチョコレート。
オレンジと茶色の箱に入った、チョコレート。


「…マジ?」


そのチョコを受け取った翔は、ありえないという顔で、少し状況が飲み込めていないよう。


『…見せてくれるんでしょう?幸せな未来を』


ニコリ笑えば


「あぁ」


不意に掴まれた後頭部。


あ…


今度は瞼を閉じた。


2度目のキス。





考えてた答え。
私の1つしかわからないキスの意味。



それは好きって意味。

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