LAST love letter〜最後の恋〜
悪夢
「ねぇ…大好きぃ…。」



「ふっ。何だよ、急に。」



「ぃ=ぢゃん、別に(.. )」



「…俺わぁ、アイシテルかな。」




君わ笑った。偽りの笑顔で…−。





…ねぇ、神様ぁ?





人わホントに愛した人とわ一緒になれない運命なのかな?





…ねぇ…。




それが例え両想いでも?



どれだけアイシテいても無理ですか?




…答えてょ、ねぇ…。






黙ってないで。返事してょぉ…




ほら、なんか言ってょ。



ねぇ…−。









「きゃぁ!」




女の人の甲高い声が響き渡る。







ピーポーピーポー




救急車の音。周りに集まるたくさんの人達。





目の前が真っ白になる。





事故だった。




信号無視で突っ込んで来た車にはねられ重体。





「このまま意識が戻らないコトも覚悟してぉいて下さい。」

「うぅ…優斗が何でぇ…。」


家族わチューブだらけの優斗を見ながら、抱きしめ合い、寄り添い合う。





…みんなどぉして泣いてるの?




優斗わ寝てるだけなんだょ?





「…優斗ぉ?ほら、起きなよ。遅刻しちゃぅょ?ねぇ、ねぇってば…!!」




ポロッ。




悲しくなぃのに何でぇ?




何で涙なんか出るんだろ。



胸がぎゅ=って苦しくなって、息をするのさえも苦しい。





悪夢…





こんな夢早く覚めればいぃ。



ぃつもみたぃに笑ってょ。






何度もほっぺをつねってみる。




痛っ。



夢…ぢゃない…。




また涙が溢れた。




嘘だぁ…−。嘘だ、嘘だ、嘘だ…−。




君わこんなに近くにいるのに。




…優斗ぉ…−。

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