想い、果てるまで
「俺さ、今度、学校が終わる前にまた新井さんに告るから。」
「--!」
「次は紫波を忘れる為のきっかけにじゃなくて、本気で告白するから」
中条の真っ直ぐな瞳が私を捕らえる。
瞬きさえ許されないような、そんな感覚だ。
「…だから、それまでに絶対新井さんに俺の事好きになってもらうから。覚悟しといてね」
「--うん」
中条の想いは凄く伝わってくる。
だけど、今でも奴を忘れられない私に、他の人から好きになってもらえる資格はあるのか。
他の人を好きになれる可能性が残っているのか。
私の心の中の大体をあいつが締めていて、あいつの存在は大きくて、
今でも、やっぱり私の気持ちは変えることが出来なかった訳で…。
「--それじゃあ、そろそろ教室に戻ろっか」
「あ、はい!」
もし断ったら、中条はもう私にその笑顔を向けてくれないのかな……。
……いや、私はそれまでに中条の事を好きになるよう努力しよう!