濡れた体温ごと奪って
半ば強引に紗耶の頭の下へ腕を忍ばせ腕枕をする。
誰かに腕枕をするのは、この年んなって初めてだな。
「翔ちゃんの腕、硬い」
「寝心地悪いか?」
「ううん。そんな事ないよ。仕事で鍛えてるんだね」
こんな他愛もない会話が嬉しいとか、俺、重症だな。
やばい…。
今すぐお前の全部を俺の物にしたい。
腕の中でお前はどんな表情するのか…お前の身も心も全部俺で満たしてぇ…。
俺以外の事は考えられなくなるぐらいに、奪ってしまいたくなる。