濡れた体温ごと奪って


「…いい声だ。もっと…鳴かせてやろーか?」


「…や…やめっ……!!」




翔ちゃんは不適な笑みを浮かべながらも、先程までとは違う色気のある表情をしたままキスをしようと顔を近づける。


後数センチで唇が重なろうとした時、私はドンッと翔ちゃんの胸を押してなんとか立ち上がる。


こんなの…私の知ってる翔ちゃんじゃないっ!!


こんな翔ちゃん嫌いっ!!




「か、帰るっ!!」




私は鞄を手に取り何も考えずに勢いよく部屋を後にした。



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