素直に優しく―360日の奇跡―



思い出しながらも笑ってしまう。

たった数時間で友達と呼べる存在になった二人。


そんな二人にあの二人は意識なんかしてないだろうけど、救われたんだ。



ちゃぷちゃぷとお湯で遊びながら言えない"ありがとう"を心の中で何度も呟いた。








お風呂から出れば待ってましたと言わんばかりのチェリーに出迎えられて手早くパジャマを着る。

そのままリビングのストーブを小さくして、電気を消して2階に。

後ろからついて来るチェリーにほんわかするような気持ちで自分の部屋のベッドに潜り込んだ。





明日、二人に会う事を楽しみに良い夢を見られるように瞼を下ろした。




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