【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
あのときはこの手を払ったけど…


今は払おうと思わない。



なんで…だろうね(笑)



「わかったから。待って」


私は靴を履いて、佳祐のもとへ急いだ。



「………何?また腕掴まれたい?」



「…は?意味わかんなっ…」



グイッ。



一瞬…



一瞬だけだけど。



佳祐の匂いが、私を包んだ。



は…?



もしかして私…



抱きしめられた!?



トクンッ…



心臓が遅れて反応する。

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