剣と日輪
 公威はそう識認(しきにん)していた。
「行動あるのみ」
 楯の会は、その行動の原動力たるべく発進をした。その先には、
「結果」
 はない。結果のない行動が、行動の河と精神の海の世界に、公威と必勝を昇華させんとしていた。
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