幸せが欲しい
本当は私はずっと友達が欲しかった。
でも友達が出来なかった。
だから自分は友達がいらないんだって自分に言い聞かせてた。
初めて出た私の本音。
先生は
「うん」
と言ってから
「行ってこい!」
「どこにですか?」
行くってどこに?
「柚山が友達になりたい奴はきっとフロントにいる!」
「え?」
「当たって砕けて来い!砕けたら俺が慰めてやる!だから行ってこい、フロントに!」
先生は私の背中をバシッと叩いた。