進路希望はお嫁さん!
その言葉ばかり頭をよぎる。





俺は嫌われるのが怖くて逃げていた。





俺は瀬戸久雨に言われた通り、向き合ってなかった。





俺は・・・




もう逃げたくない!




振られるのは分かってる。




嫌われるのはわかってる。




本当のことを言おう。




「未来君!待って!」





俺は呼びとめる遠藤の声を無視して莉魅の教室に向かった。



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