ふたり。
「どっから、来たの~?」

「教えて、教えて」

「わー…ねぇ、明ー、徠ー。さすが!放課後になったら、凄いよ。いろんな人に聞かれてる」

「すっごいね。月くん」

「頭良いのに何で、またE組に」

「ね~、お腹空いたから、どっかよって帰ろー♪」

「そーだね。よっていこうか」

「わーい!やった」

そんなときだった。

「月くん、こんにちは。A組の宮道るり子です。良かったら、学校案内しますけど、どうします?」

「出たーー!宮道ーー!」

「あー…そういえば。学校の中よく分かんないな…」

そう言って、こっちを向いた。

えっ!?何?ナニナニナニ?

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