ラストレター
「樹・・・よく頑張ったな?さすが俺の自慢の息子だ。ほら亜美ちゃんも来てくれてるぞ?見てるか?樹。もう楽になっていいぞ・・・ありがとう樹」



言い終わったあと、声を押し殺し泣くお父さん。



「樹・・・ありがと。私の子どもに生まれてくれてありがとう。・・・・うっうぅ・・・・安らかに眠ってね・・・」



うわぁぁぁぁと泣き崩れるお母さんを支えるお父さん。



「樹・・・樹?ねぇ、何で目開けないの?ねぇ樹?いつもみたいに名前よんでよ?亜美って笑いながら呼んでよ」



亜美ちゃん・・・とささやくお母さん。



「ねぇ、樹・・・樹ぃ・・・・樹ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!」



泣き崩れた私。




「18時35分、・・・・・ご臨終です」




「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!樹ぃぃぃぃ・・・樹ぃぃぃ!!!!」




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