恋がしたくて…
いつもと違い、会社では ほとんど 目は あわせなかった。

佐々木さんの方からも、こちらを見てこない所をみると、
さすがの彼でも、
社内の人とのディナーは秘密にしたいのだろう。

そう思うと 尚更うれしくなる。



だから 平気。


今日は 目があわなくても。


今日は 余裕。


二人の間には゛秘密の約束゛が あるから。


私の生活にスリルを与えるだろうと思っていた、その゛秘密の約束゛は、
意外な事に、

私に 安心感 を与えていた。

それと 少しの 優越感…。


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