いいよ、付き合う! ただ……

イチゴキャンディー


浩太が死んでから2週間が経ち
学校は、元通りとまではいかないが
もう、浩太の死に触れる者はいなくなった。

それでもアタシは、浩太の死を認めたくなかった。

「元気だして」

心配してきた芽衣ちゃんが
アタシの好きなイチゴキャンディーをくれた。

「ありがとう」

アタシが精一杯の笑顔を作ってお礼を言うと

「ねぇ、気分転換に遊園地に行かない?」

梓が言ってきた。

「そんな気分じゃないからごめん」

アタシが断ると

「お願い! 1日だけでいいの。楽しもう?」

芽衣ちゃんがこんなに必死に頼んでくるのは
初めてだったのでしょうがなく

「うん」

頷くと

「じゃあ、詳しいことはメールするね」

と言われてこの話はひとまず終わった。
< 108 / 242 >

この作品をシェア

pagetop