涙の宝器~異空間前編



アイテムはいつどこに現れるのか管理局でさえ把握できてはいなかった。



本大会最終日−−−−






溶けなくて破れない想いがまた一つ二つと増えていった………



そして、俺は最終日を迎えた。


洞穴を出ると、雪を溶かそうとしているかの様に快晴だった。



この本大会。


実はどんなに進んでも最終日にならないとゴールが現れない。



よって誰もゴールの場所を知らないのだ。


俺たちは昨日までの六日間、ただ己を鍛えていただけだったのだ。



「そろそろだな」



あの上空に見えるのはUFOじゃない。


あれはスピーカーだ。
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