(続編)極妻真子17才 〜銀ちゃんに寵愛されてます

鉄二side

麻美が分娩室で頑張っているのに、俺は情けない事に、貧血を起こし倒れてしまった。




でも何で組長まで倒れてんだぁ。




組長は真子に頭が上がらない。




真子にバカにされながら、二人は帰って行った。




病室には、麻美と今生まれたばかりの花音と俺。




『麻美ありがとう、花音を生んでくれて、



疲れたろ少し寝ろよ。花音は俺がみてるからさ。』




麻美は頷いて目を閉じた。



真子が生まれた時は、麻美と一緒にいてやれなかった。




だから花音の時は、絶対麻美の出産に立ち会うと決めたのに、情けない。




眠る麻美の髪をなぜた。




『麻美頑張ったな。麻美愛してる。』




俺には又守るべきものが増えた。









< 56 / 220 >

この作品をシェア

pagetop