白いジャージ6 ~先生と愛のキセキ~





もう、おばあちゃんの手を握ることはできない。




おばあちゃんの声を聞くこともできない。





でも、こうしていつでもおばあちゃんと話すことができる。



すぐそこにおばあちゃんがいるような気がする。






心の中には、たくさんのおばあちゃんとの思い出があるから。






だから、これからもおばあちゃんは私の大事な家族。





ずっと見守っていてね。


私達を・・・・・・







「おじいちゃんとおばあちゃんも喜んでいるわね」





お母さんの声で我に返る。






また空を見上げる。




さっきとは違う雲。





丸い雲が2つ重なり合っていた。





◆◆◆









< 252 / 320 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop