白いジャージ6 ~先生と愛のキセキ~
「今から思えば、結構お前も積極的だったぞ。俺が寂しい時に、いつも声をかけてくれた。あの時もそうだった。俺が夕日を見てる時。どうしようもなく寂しくて・・・・・・あの時、いきなり俺の背中に触れたのは、反則だろぉ?」
今でもよく覚えてる。
あの背中。
白いジャージを着た大きな背中。
寂しそうな背中。
あの夕日を見つめる瞳。
横顔。
あの時、先生は七緒ちゃんのことを想っていたんだろうな。