白いジャージ6 ~先生と愛のキセキ~
店を出て、石畳の道を歩く。
満腹な俺達は、超スローなペースで歩く。
でも、ここではそれが許される。
みんな、石畳を体で感じるようにゆっくりと歩いているようだった。
涼しい夜の風。
ちょっと火照った顔と体に心地良い。
「直が行きたいって言ってたお店、この先だから行ってみる?」
雑誌を見て、キャーキャー騒いでいた直を思い出す。
かわいい雑貨屋さん。
直は、少しだけ歩くスピードを上げた。
おみやげを買うのが好きな直は、きっと中田や里田、会社のみんなにいっぱい買いたいんだろうな。
あ、会社と言えば・・・・・・
沙織ちゃんの妹の話。
大野のことを話したおかげかもしれないが、沙織ちゃんと直はとても仲良くなった。
きっと、親友になるんじゃないかな。