妖士(ようし)
「宮様。お部屋へ案内致しますこちらへ。」

宮は頷くと疾風に一礼をして行ってしまった。

顔も見なかった。

「随分と恥ずかしがり屋な宮さんだなあ、」

竜が呑気に言ったが疾風は無視して自分の部屋に戻って行った。
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