【完】甘い恋愛授業
な、なな何でいきなり手ぇ握られてるの私!?
「あの……つっ」
「嘘だったら…許さないよ?」
「時東…く…っ」
時東くんがキュッと私の手を握り、私の反応を面白がるように私の顔を下から覗く。
わわわっ!
顔ちかいよ…!!
「嘘なんかじゃ…」
「もし嘘だったら、どう責任をとってもらおうかなぁ…?」
「せき…にん??」
責任って……
ままままさか、よくドラマとかである凄く危険な展開―――!?
「ああああの、私なんてまったくお金稼げませんよ!?
それに私、好きな人がいるからそんな悪事に手を染めるなんてこと……」
「………は?」