【完】甘い恋愛授業
「―――わぁ、景色綺麗だね」
相談の上でたどり着いた場所は、デパートの屋上にある観覧車だった。
子供用の乗り物だけど、二人きりになれる場所といえばここぐらいしかない。
「……で、何でゆきはあの時、俺の手振り払ったわけ?」
「あ、そっか。ちゃんと話さないとね」
歩くんと向かい合うように座り直して、私は口を開いた。
「歩くんは気付いてなかったみたいだけど、後ろに女の子たちがいて…たぶん私たちと同じ学校の」
「え…っ」
「だから、手繋いでるとこ見られたらマズいんじゃないかなーって思って……」
そこまで言うと、歩くんは「はあぁ」とため息をついて脱力した。
「? 歩くん??」