【完】甘い恋愛授業
「っ!?」
いきなり聞こえてきた声にビックリして、俺はバッとゆきから体を離した。
そして、声のした方に顔を向ける。
「山崎さん、そいつにはあんまり関わらない方がいい。俺からの忠告だよ」
「……藍沢…くん?」
気がつくと、藍沢がゆきの真後ろに立っていた。
まるで、絶対にゆきに近付くなと俺に言う風に……。
「時東も、やっとこの頃は落ち着いたと思ってたのにな。また、女の子に手を出すのか?」
いきなり藍沢が言った言葉。
最初はよく、藍沢が言っている意味が分からなかった。
でも……