借金とりとおにごっこ!?
ー菜乃香ー
屋上から下を見下ろす
そろそろ生徒も増えだしてきて
学校中がにぎやかになっていった
.......雅たち、遅いなぁ
はぁ、と小さくため息を漏らしてから
夕矢のほうを見る
夕矢の髪が風でさらさらと揺れてる
ほんと、男の子なのに綺麗だなー
髪かえておくれよっ!
「なんだよ、じろじろ見んな。
気持ち悪い」
さわやかな髪とは正反対の
どっす黒い声が聞こえる
はぁー、
と今度は大きくため息を漏らす
「夕矢ってさ、ほんと夕矢だよね」
「は?いつもわけわかんねぇ奴だけど
いつも以上にわけわかんねぇぞ」
「わかんなくいいですよぉ」
プィッとそっぽを向いてから思う
見た目夕日なのに
心は矢のようって意味だよ
.....これ言ったら、その日が命日だね
「それにしても、遅いねぇー」
「怪しさを察知したんだろ」
「っむ、絶対違うもん!」
「それに、お前名前書いてなかったし」
「.......うそ」
「ほんと」
「.......って、
なんで言ってくれなかったの!?」
「書き忘れるほうが悪い」
確かにそうだけどさっ!
言ってくれたっていいじゃん、バカ!!
人がせっかく言おうって決めたのに...
屋上から下を見下ろす
そろそろ生徒も増えだしてきて
学校中がにぎやかになっていった
.......雅たち、遅いなぁ
はぁ、と小さくため息を漏らしてから
夕矢のほうを見る
夕矢の髪が風でさらさらと揺れてる
ほんと、男の子なのに綺麗だなー
髪かえておくれよっ!
「なんだよ、じろじろ見んな。
気持ち悪い」
さわやかな髪とは正反対の
どっす黒い声が聞こえる
はぁー、
と今度は大きくため息を漏らす
「夕矢ってさ、ほんと夕矢だよね」
「は?いつもわけわかんねぇ奴だけど
いつも以上にわけわかんねぇぞ」
「わかんなくいいですよぉ」
プィッとそっぽを向いてから思う
見た目夕日なのに
心は矢のようって意味だよ
.....これ言ったら、その日が命日だね
「それにしても、遅いねぇー」
「怪しさを察知したんだろ」
「っむ、絶対違うもん!」
「それに、お前名前書いてなかったし」
「.......うそ」
「ほんと」
「.......って、
なんで言ってくれなかったの!?」
「書き忘れるほうが悪い」
確かにそうだけどさっ!
言ってくれたっていいじゃん、バカ!!
人がせっかく言おうって決めたのに...