借金とりとおにごっこ!?


「夕矢ー、ご飯できたよ!」

「おぅ」


両思いになった私達ですが
ビックリするぐらい変化がありません

雅にはおかしいって言われたけど
これって、やっぱりおかしいのかな?

でも、私は今のこのなんでもない
日常の空間が大好き

夕矢と食卓をならべて
他愛もない話をして笑いあうのが
たまらなく大好き

あぁ、私って幸せ者だな
って感じちゃうんだ


「なんか、豪華じゃね?」

「うんっ!
夕矢ミスコンに出るでしょ?
だからスタミナつけなきゃと思って」


ちなみに今日のメニューは
生姜焼きに卵とじのカツどん
あとはスープに生野菜

これで元気モリモリ♪


「俺を太らせたいのか?
それから俺はミスコンに出ない。
勝手に女にすんな。
俺がでるのはミスターコン」

「あ、そっか!
ターがなかったんだね、おしい!!」

「おしくねぇよ、全然意味違うし。
むしろ反対語」

「えぇー。
でも、言葉はにてるよ?」

「言葉だけな」

「あ!分かった!!
雲と蜘蛛みたいな関係だね」

「......まぁ、そんな感じ」

「なにその間は!
そういえば、夕矢ってやっぱり
自分の名前書いたの?」

「は?」


夕矢が思いっきり顔をしかめた

なにか、おかしいこと言ったかな?




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