借金とりとおにごっこ!?


「じゃあ、
俺にキスして」



うわぁ~~~!
めっちゃ恥ずかしい!!

もう、耳まで真っ赤だよ!



「..........裸でいろ」



えええ~~~!!

な、なんでそうなるの!?



私、なんか間違えたこといった?

でも、ちゃんと夕矢に言われたとおりに
言ったはずだよ?



「ゆ、夕矢!!
待って!私、寒くて死んじゃう!」

「暖房かけてやるよ」

「え、でも、電気代とかもったいないよ?
それに、バスタオルすごく欲しいなぁ」

「お前が悪いんだろ?」

「な、なんで!?
だって、ちゃんと言われたとおり
いったよ!?!?」

「菜乃香って、頭いいのに常識ねぇよな」

「え?そうなの??」

「普通、
『じゃあ俺にキスして』
なんていわないだろ」

「え?
だって、そういえっていったの
夕矢でしょ??」

「もういい。」



そいいって、夕矢は私のほっぺに
軽くキスをしてきた。



「これでチャラにしてやる」


突然のことに固まってる私の手に
バスタオルをかけて、夕矢は
立ち去っていった。






< 38 / 315 >

この作品をシェア

pagetop