借金とりとおにごっこ!?


「あ、君、日坂未影ちゃんだよね」

「え?なんで名前...?」


どうやらこのチャラ男君は
私の名前をしっているようだ

私、なんかやらかしたっけ?


「だって、叫んでたじゃん。
『日坂未影だった!!!!』
って」


はいはい、なるほど。
あれをお聞きになっていたのですね

はぁ...
忘れようと思ってたのにぃ!


私が落胆していると、
通称:チャラ男は勝手に自己紹介し始めた

「俺は村賀称磨。
しょうとか称磨ってよんでね」

「え、あ、はい」

「で、こいつは俺のダチの片凪夕矢。
ゆうとか夕矢ってよんでね」


勝手に友達の紹介も始めた...


「何勝手に紹介してんだよ!」

「い~じゃん」


ぞくっ!!

な、なんだろう
なんか背筋がぞくっとするような...

おそるおそる振り返ると
女子の鋭い視線...ともいい
にらみが私にそそがれてきた

なんか
「なにあのブス」
「なーまーいーき~」
「はやくどっかいけ!」
とかいうぼそぼそ声が聞こえてくる

たしかにブスだけど、
別に話したくて話してるわけじゃ...


ふと、通称:クール君
えっと…片柳くんだっけ?(←片凪です)
をみると、私の隣に座っていて...って!


「えぇーーーーーーーー!?
わ、わた、私の
と、ととととと隣の席!!??」


私がそういうと、
いかにも機嫌が悪そうな顔でこっちをみた


「なんか文句あんのか?記憶喪失」

「って、なんで記憶喪失!?」

「お前、自分の名前忘れてただろ」

「うぅ。反論できない」

「もー、夕矢女の子には優し
 「わぁ!朝のおとぼけちゃんだぁ!」


称磨くん?だったよね?の声を遮り、
急に一人の女の子が私に抱きついてきた

なにごとじゃ!?
私は抱き合うほど中の良い人物はおらんぞ!


「なになに?未影ちゃんの友達!?」



友達...

なんてのも私にはいないし


でも、どっかでみたことが.....





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