借金とりとおにごっこ!?

外はほんのりと赤く染まっていた

もう、夕方なんだなぁー.....


さっき来た道を戻って、
やっと学校についたころには
もう時計の針は6時半をさしていた


やばい!
もうかえんなきゃ


「緋那は家どっち??」

「こっち」

「あ、じゃあ方向違うね....
私は緋那とま反対なんだよね。
ここでバイバイは悲しいけど、
バイバイするね!
バイバーイ!
また明日ね緋那!!」

「うん、ばいばい」



私が手をぶんぶん振り回したら、
緋那もちょっとだけ振りかえしてくれた








緋那のことは、未だによく分からない

でも、今日少しだけ分かったことがある



緋那は、すっごくいい子

ちょっと不器用なとこがあるから
近寄りがたくなっちゃうけど、
おもいきってこっちから一歩進むと、
ちょっとずつだけど歩み寄ってくれる



なんかそういうところ
夕矢にすこしにてるかも


特に素直じゃないところとか





きっと、夕矢もいい人なんだろうな



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