借金とりとおにごっこ!?

「雅、おはよう」

「未影おっはよ~~~!!
最近暑くなってきたねぇ~。
そろそろ日焼け止めしないとね!
あ、それとも未影は
がんぐろたまごちゃん狙ってる!?」

「う~ん.....
わたしは大根の方が好きかな?」

「あ、大根おいし~よね!
味がジュワ~としみこんでてさっ」

「そうそう!
あ~、食べたくなってきたかも
今日の晩はおでんにしよっ!!」


この会話を聞いていた夕矢は
なぜか顔をしかめた


.....?

夕矢っておでん嫌いな人なのかな??


そんなことを考えていると
緋那がやってきた


「緋那、おはよう!」

「おはよう....」

「おっはよ~!
ところでさ、おでんは何の具が好き?
うちはたまご派!
未影は大根派なんだってさ!!
緋那はなに派!?!?」

「.....こんにゃくかな?」

「こんにゃく!?
渋いねぇ~。
でもうちも案外すきだよ☆
あのプルッとした感触.....
たまらんですなぁ~。
それにこんやくって
健康にもいいよねぇ~。
おなかをきれいにしてくれるし!
腹黒い人にはオススメの一品だね!!」

「へぇ~
こんにゃくって、おでんの
『影の主役』的存在なんだね!!」


雅と笑いあいながら緋那をみると
もう自分の席に座っていた


でも、少しだけ微笑んでいて

私たちの会話を聞いているようだった





 
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